FX裁量トレードのお話。
ライントレードにおけるロールリバーサル。
これは非常に機能します。
過去検証すればわかります。
特にファーストストライクは。
昨日はEUR/USD5分足で、
ラインのロールリバーサルが非常に
明瞭に見て取れる場面がありました。
【FXトレーディング】ラインのロールリバーサルとは
ロール role
リバーサル reversal
ですので、直訳すると「役割の反転」ということになります。
FXにおいては、
ラインの役割の反転に使う言葉です。
それまでサポートとして機能していたラインをブレイクして
下抜けした。
その後、レートが戻し上昇してきたのだが、
今度はサポートだったラインがレジスタンスとなって、
再度下落していった・・・
こういうケースは非常に多く目にします。
因みに過去検証していただければわかりますが、
日足だろうと4時間足だろうと1時間足だろうと、
5分足だろうと1分足だろうと同様です。
だからラインって面白いんです。
実例を示します。

これは少し応用編のチャートかもしれませんが、
ラインが機能する、ということを理解するには分かりやすいチャートです。
左側から見ていくと、
サポートとして複数回機能していたラインを
一旦したにブレイクします。
長い陰線で実体もブレイクしていますので、
これはブレイクと考えて良い。
その後も少し下げますが、
ほどなくして再度上昇に転じます。
そしてラインに差し掛かった所で、
少しばかり抵抗を受けています。
しかし、そこから下げることは無く、
ラインに引っ付いた形となり、
すぐに上抜けしています。
ここの解釈が大事だと思うのですが、
この時ラインが機能していなかったわけではなく、
確実に意識されていた、
だからすぐに上にはいかなかった、
と捉えるほうがトレードは上手くいきます。
サポートラインがロールリバーサルしてレジスタンスとなった
と捉えるべきです。
そしてレジスタンスとなったラインを結局は
上にブレイクするわけです。
このブレイクされたラインは今度は
サポートとして機能するはずです。
再度チャートを見てみましょう。

左のオレンジの〇印に注目してください。
一旦ラインを上抜けて、上昇し、
再度ラインに戻ってきますが、
ここでものの見事にラインに反応し、
サポートされ、再度上昇に転じています。
このラインがサポートラインとして機能したわけです。
私はこうした状況では指値ロングを設定しておきます。
利食い目標は直近高値、
損切りは直近安値で。
リスクリワードが取れない場合は、
損切り幅を狭めるか回避。
過去検証上、十分トライする価値があると
分かっているので、これは今の私にとっては
取りやすい場面です。
その後、このチャートでは、
更に上昇して高値を抜いていきます。
このチャート内だけでは、
この高値は一度だけ意識されたポイントですので、
私の場合はラインは引きませんが、
今回の場合、次に押し目を作ってくるときに、
再度意識されています。
この時点で上下に意識されていると考え、
ラインを引いて次はサポートとして機能するだろうと考えます。
そして、右のオレンジの〇印。
ここが絶好の押し目ポイント。
こうしたロールリバーサルは相場の転換点で機能します。
レンジ内ではラインが機能しないわけではありませんが、
非効率で敏捷性を求められるトレードになり、
労多く益少なし、になります。
ここにも指値ロングを仕込んでおけば、
その後の上昇を取れます。
私は裁量判断で利を伸ばせそうな場面では極力伸ばします。
このようなケースなら、非常にとりやすいです。
ロールリバーサルは、
ファーストストライク時にはかなりの確率で機能しますよ。
是非過去検証してみてください。