2108年12月、
今月も休むことなく順調に仕事をこなしています。
医局に属していた時代は、
医局側の指示で1年に1回、
勤務先が変わっていました。
地方の病院も交え、転々とする生活には
うんざりでしたし、何より時間外報酬を
不正に制限される病院が多く、
労働意欲を大きく削がれていました。
今もあのような環境で働き続ける医師の方々は、
医療を支える使命感で何とかやっているのかも
しれませんが、自分自身と家族の人生を
考えた時には、果たしてそれがベストの選択なのか?
私にはとてもそうとは思えませんでした。
だからこそ医局を離れ、
正当な評価をしてくれる病院で
働きだしたわけです。
医局時代の月収は、給料の高い病院で
100万円を少し超える程度でしたが、
現在は250万円はコンスタントに超えますし、
今月と来月は300万円に到達しそうです。
Contents
常勤先の給料だけで月収200万円
医局時代と現在とで大きな違うのが労働時間です。
医局時代、とある県立病院で勤務していた時は、
当直が月10回、しかもほとんど寝れない当直、
当直明けも休みなし、月の時間外労働は100時間どころか
200時間はあろうか、という環境でした。
勿論、土日も仕事。
休みは夏休みの1週間だけ。
あとは全て仕事。
時間外労働は自動的に月30時間までとカウントされ、
その分しか給料は支払われませんでした。
年収にして1500万円程度でした。
公務員でしたからアルバイトもできない。
学会に参加する時間すら捻出できない。
趣味や家族との時間?
そんなもの皆無でした。
そんな生活でした。
それが現在、
常勤先は基本的に9時~17時で仕事は終了。
土日の勤務や、時間外の呼び出しもありますが、
それでも以前の労働環境に比べれば、
今はまさに天国です。
時間外報酬も正確に支給されます。
1時間1万円。
月に約40時間ほどの時間外労働
(土日の勤務も含めて)
なので、月収として40万円前後です。
常勤先の基本給が160万円ですので、
常勤先のみで月収200万円ほどになります。
今月は年末の勤務があるので、
時間外が増え、
恐らく月50万円ほどの時間外給与となりそうなので、
月収210万円ほどになるでしょう。
定期非常勤3か所とスポットアルバイトで今月は更に100万円ほど給料に
医局時代と異なるのは、
時間の自由が利くこと、
アルバイトが制限されていないことから、
定期非常勤先やスポットアルバイトからも
報酬が発生することです。
定期非常勤先が3か所あり、
今月はこの3か所で月収80万円ほど。
さらにスポットの当直アルバイトを4件入れており、
これで月収20万円ほどになる予定です。
常勤先以外からの給料でも月収100万円になります。
スポットの当直アルバイトは、
ほとんどコールの無い所謂
「寝当直」の案件ですから、
負担は非常に少ないです。
それをこなすだけで月収が20万円も増加する。
しかも、静かに自分一人の時間を有効活用できる
ということもあり、私はこのアルバイトが
大好きです。一石二鳥とは正にこのことです。
いち勤務医でも働き方次第で月収300万円は可能
今月は、
常勤先で月収210万円、
それ以外で月収100万円、
合計では300万円を超えます。
医局に属していては、
こんな高額な報酬は決して得られなかったでしょう。
※医師の力を必要としている病院は沢山あります。
仕事をお願いされることも多いですし、
これでも制限して定期非常勤先を3か所に絞っていますが、
私の知り合いの医師は病院を4か所掛け持ちして
働いています。
仕事は本当に沢山あります。
更に私の場合、
常勤先からの報酬の一部は、
私の所有する法人の方に割り振ってもらっているので、
何の対策もしていない勤務医の方々に比べると、
可処分所得という面ではかなり差があると
思われます。
お金だけじゃなくやりがいにも大きな差が生まれる。家族との関係も改善する。
医局時代、教授の下で下僕のように働かされていた時代、
仕事をこなせどこなせど、それは当たり前の事で、
感謝されることも少なかったですが、
現在は自分の優位性を生かした職場ということもあり、
周りのドクターやスタッフから感謝されることが
圧倒的に増えました。
業績を上げることで評価され、信頼され、
そして自然と給料も上がり、
しかも感謝される。
これほど有り難いことはありません。
本当に医局を辞めて良かった。
家族との時間も増えました。
医局時代は食事を一緒に取れることなんて滅多にありませんでしたが、
今は当直の時以外は、毎日のように一緒に食事をしています。
家族と過ごせる時間が増えたことで、
家族との関係性も改善しました。
医局に従属する生活に不満や疑問を抱いているドクターは
沢山いると思います。
そうした方々には、環境を変える選択肢があるということを
忘れないでもらいたいです。
私自身は、大袈裟でも何でも無く、
人生が変わりましたから。