医師年収3000万円以上は上位6%に入るらしい

今回は医師年収の話題を。

平成29年の厚生労働省の調査だと、
勤務医の平均年収は1696万円だそうです。
一方、開業医の平均年収は2800万円~4000万円台
だそうです。

勤務医の平均年収については、
以前はこれよりも低い数字のデータを見たことがありますが、
今回の調査の数字が実態に近いのかな、
という印象は持っています。

私自身も勤務医ではありますが、
常勤先からの年収だと上記よりも少し多い程度。
非常勤先やアルバイトからの収入も多くあるので、
実際には3000万円を大きく超えます。

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医師年収3000万円以上は上位6%に入るらしい

2017年に行われたとある医療系サイトの調査によると、
年収分布は以下のようになります。

常勤先だけでなくアルバイトの収入も含めた年収です。

回答数が2000以上ありますので、
そこそこ信頼できるデータになっていると思います。

この結果によると、
医師年収3000万円以上は、
上位6%に入ることになります。

個人としての年収がこのレベルまで増えると、
正に半分近く税金で持っていかれることになるため、
効率性が下がってきます。

医者は共働きが最強だと思います。
夫婦それぞれが1500万稼いだ方が、
遥かに手元に残るお金が多くなります。

私の場合は法人を設立することで、
いくらかの節税効果が得られていますし、
不動産投資による節税効果もあり、
もう少しは個人としての稼ぎが増えても、
基礎控除の削減対象にはなりませんが、
純粋に個人で3000万円を超える年収は、
本当に税金負担が重く感じられると思います。

年収3000万あると値札を見ずに買い物ができる、
という記事をどこかで読んだことがありますが、
全くそんなことは無いですね。

家族5人もいれば出費も増えます。
単純に一人頭で計算すれば600万円。
少し給料の良い独身サラリーマンと同レベル。

たいした余裕はありません。

実際、この医療サイトの調査でも、
年収に対する医師の不満の声は
数多く挙げられています。

・税金が高いので、高年収であるほど税金が重い。(40代 3000万~4000万円未満)
・半分近く税金で持って行かれる。(50代 3000万~4000万円未満)
・大学病院に赴任して、収入が約半分に減少した。
それなのに、教育を含めてdutyの仕事は増えた(40代 1000万~2000万円未満)
・医師11年目で日給13000円、ボーナスなし。大学病院で働きたくなくなる(30代 500万~1000万円未満)
・10年以上も現給のまま昇給がなく、今後も昇給しない。
モチベーションが上がりません。(40代 1000万~2000万円未満)
・8年間勤めているにもかかわらず給与が増えず、その間に介護保険料納付が始まり、
生命保険の見直しによる保険料の上昇などにより手取りが減っている。
来年からは配偶者控除もなくなるので、さらに追い打ち。(40代 1000万~2000万円未満)

このような声があるわけです。

お金はかなり飛びぬけて稼がないと、
足りないことには変わりありません。

稼ぐことよりも管理の方が大切であることもよく分かりますが、
医師の場合、将来自分の子供を医師に、
と考える人も多く、子供の教育にはかなりお金をかける
家庭が多いです。

私自身もそうですし。

年収3000万円超でも、これが毎年右肩上がりに上がっていく
というのが大切です。横這いや下降してはならない。
今後も努力が必要です。

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