先天性白内障と先天性角膜混濁の鑑別と予後の差
先日経験した症例。 在胎37週6日、出生体重2400gとLFDぎみのベビー。 右眼が白濁している。 年間1500人以上のベビーが生まれる。 近年は更に増えた。 これだけの数が生まれれば、 いくら胎児スクリーニングがしっか…
先日経験した症例。 在胎37週6日、出生体重2400gとLFDぎみのベビー。 右眼が白濁している。 年間1500人以上のベビーが生まれる。 近年は更に増えた。 これだけの数が生まれれば、 いくら胎児スクリーニングがしっか…
分娩数の多い病院で働いていると、 稀な疾患にも遭遇することがあります。 新生児疾患の発症頻度についてまとめています。 随時更新していきます。 心疾患 ・心室中隔欠損症 50人に1人(小児科学会雑誌) ・心房中隔欠損症 先…
新生児期、乳児期の赤ちゃんにはおむつかぶれは頻繁に認められます。 1ヶ月検診でおむつかぶれがあって、軟膏を処方されることも 多いでしょう。 おむつかぶれに一般的に処方される軟膏としては、 亜鉛化軟膏とアズノール軟膏が多い…
新生児マススクリーニングの目的は、 先天性代謝異常症・内分泌異常症を新生児のうちに早期発見し、 発病させないように早期治療することによって、 障害の発生を予防することにあります。 足底からヒールカットで採血し、 血液を濾…
過度な紫外線対策や食事制限で、 ビタミンD欠乏症の児が増えています。 2018年10月の朝日新聞にも、 記事が掲載されていました。 2009年から2014年の5年間で、 ビタミンD欠乏症と診断される小児が、 3倍以上に増…
母体情報 ・38歳 ・初産 ・他院内科にてSLEと診断されてるが、 症状安定しており妊娠許可が得られた ・既に36週 ・胎児の異常は、発育不全、 不整脈含めて何も指摘されていない 2018年11月、朝のカンファレスであが…
私の勤務している病院では、 胎児期のスクリーニングがかなり精密に行われている。 胎児エコーを得意としている周産期専門医がいることと、 何より非常に勉強熱心な放射線技師の方々が、 かなりの精度でスクリーニングを行ってくれる…
2018年11月21日、水曜日。 本日の診療メモ。 NCPRに関する話題。 Sustained Inflation(持続的肺拡張)は、 最大吸気圧を5秒間以上かけ続け、肺の拡張を目指す方法。 出生直後の液体で満たされた硬…
2018年11月20日火曜日。 本日の日常診療メモ。 ここ1ヶ月間で、父親がBrugada症候群と診断されており、 既に植込み型除細動器を付けているという症例を2例 経験した。 ※1例は既に退院し、紹介済み。 1例はまだ…
2018年11月16日、木曜日。 日々の診療メモ。 1.低ホスファターゼ症(hypophosphatasia)と酵素補充療法(ストレンジック) 少し前になるが、 アレクシオンファーマ合同会社のMRさんが面会に。 低ホスフ…