上室性頻拍に対してアデノシンとワソランはどう使分けるのか?

上質性頻拍の治療薬、
アデノシンとワソランの使い分けについて。

アデノシンは、
洞結節と房室結節の両方に作用する。

アデノシンは10~20mgを急速静注する。
代謝が速く、10秒から20秒で代謝される。
素早い房室結節の遮断効果があるが、すぐに再発することもある。
胸部不快感が強い、喘息や気管支疾患の増悪を招く。

ワソランは1A(5mg)を生食20mlに溶解し、緩徐に静注する。
半減期が長く、陰性変力作用がある。
停止までやや時間がかかるが、早期再発は来しにくい。

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